昨年の11月にVMwareからVMware Fusion Player 13がリリースされました。VMware Fusion PlayerはmacOS上で仮想マシンを実行できるソフトウェアで、UTMやVirtualboxなどと同様のカテゴリの製品です。
セキュリティ関係でKali Linuxを使いたくてUTMにインストールしたのですが、Apple virtualizationではキーボードのマッピングが変で|や_が入力できずshell操作がろくに出来ません。QEMUではキーボードはいいのですがスピードが遅くて困りました。
VMware Fusion Player 13はM1プロセッサも正式にサポートされて結構いい感じです。UTMの代わりにVMware Fusion Player 13で仮想マシンを作りKali Linuxをインストールしてみました。キーボードのマッピング問題はなく、スピードも非常に速く、私が使っている分には安定していて非常に良い感じです。各種Linuxを仮想化するには使えるソリューションだと思います。
ではUTMをやめてVMware Fusion Player 13に統一できないか検討したのですが、一点UTMが勝っている点がありました。それはmacOS自体をゲストOSとして使う場合です。残念ながらVMware Fusion Player 13ではM1プロセッサの場合仮想マシン上でmacOSを動かすことはサポートされていないようです。検証用などmacOS上でmacOSを仮想化できるのは非常に便利なので、ここはVMwareに期待したいところです。