Maxima で綴る数学の旅

紙と鉛筆の代わりに、数式処理システムMaxima / Macsyma を使って、数学を楽しみましょう

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

-その他- はてなブログでJupyter notebookのノートブックを貼り付ける方法(iframe ノード)

実はこのシリーズを書くにあたって、折角なのでノートブックをそのまま貼り付ける方法はないか、と試行錯誤をした結果、前回の記事でうまく表示することが出来ました。 maxima.hatenablog.jp ノートブックをそのままブログ記事に貼り付けられると、書く手間…

-数学- SympyとGAPで可移部分群の条件から6次方程式のガロア群を高速に求める(4)

今回の話はアルゴリズムは単純で、\(S_n\)の可移部分群を全部求めて、1つづつガロア群かどうかテストしているだけです。当然\(n=6\)でも動作するはずです。 というわけでやってみました。GAPでこの群を求めるのは高速ですが、\(S_6\)の場合、数が279個に増…

-数学- SympyとGAPで可移部分群の条件から5次方程式のガロア群を高速に求める(3)

今回はプログラム編です。いきなりSympyで実装した、可移部分群を使った実装をお見せします。 TransitiveGroups5とかTransitiveGroup4という変数に、大量のPermutationGroupのインスタンスのリストが設定されています。これらはそれぞれ、全て\(S_5\), \(S_4…

-数学- SympyとGAPで可移部分群の条件から5次方程式のガロア群を高速に求める(2)

今回は数学編です。 以前にMaximaで作成した、方程式のガロア群を求めるプログラムをSympyに移植しました。 -数学- はじめてSympyを使ってみた! ーガロア群の計算を題材にしてー - Maxima で綴る数学の旅 まずその際に実装したアルゴリズムを簡単に復習しま…

-数学- SympyとGAPで可移部分群の条件から5次方程式のガロア群を高速に求める(1)

Sympyを使ってみて、群論のサポートがMaximaよりも手厚く、そこは非常に良い点と思いました。Pythonという言語に親しむことも出来ました。そんな作業をしながら、目についた論文やネット記事を読んでいると、方程式が与えられたときに、そのガロア群を求める…

-数学- はじめてSympyを使ってみた! ーガロア群の計算を題材にしてー

この記事ではPython上で動作する数式処理システムSympyを使ってみた感想を書いていきます。 世の中ではPythonというプログラミング言語が大流行しています。スクリプト言語なので、簡単にプログラムを書いて試すことができること、データ処理、機械学習など…